2012/07/21
あるところに ひとりの貧しい農夫がいました
本日は久し振りの
*olieve*の 感動したお話です☆
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あるところに、
ひとりの貧しい農夫がいました。
この農夫は水飲み場に行くたびに、
水に映る自分のみじめな姿を見てため息をもらしていました。
(こんなに生活が苦しくっちゃ、幸せなんかとても手が届かねぇ…)
その日もいつものように水飲み場でため息をもらしていると、
あまりにも悲しくなって涙がこぼれ、
水に落ちました。
すると突然、
水の精が現われたのです。
「ずいぶんと悲しいようだねぇ」
と水の精は言いました。
「あんたの欲しい幸せってどんなものなんだい?
言ってみな。
そのとおりにしてやるからさ」
農夫は勢いこんで望みを並べたてました。
お城に住んで、
庭には魚も泳ぐような大きな池があって、
金銀財宝に囲まれて、
きれいな服を着て…。
「これが全部かなえば、もうまちがいなく幸せになれますだ!」
「よく考えなよ」
と水の精は言いました。
「急がなくてもいいんだから、
ようく考えてからにしな。
おれが消えたら、
もうそのあとで望みを変えることはできないんだぜ」
そこで農夫はよく考えて、
ダイヤモンドの装身具、
見わたすかぎりの土地、
小麦粉がどんどんあふれてくるような立派な水車
(なにしろこれがあればもう飢える心配はありません)
などを追加しました。
「最後にもう一度よく考えるんだな!
何か忘れちゃいないかい?
もうすぐおれは消えるぜ」
農夫はもう何も思いつきませんでした。
そこで、
「そんなら、土地をもっと増やして…
王さまよりも広い土地を頼みます」
と言っただけでした。
「そう言うんだら、ま、お望みどうりにしますかね」
と水の精は残念そうに言いました。
さて、水の精が消えたと思ったら、
農夫はもうお城の中にいました。
まわりには金銀財宝が積みあげられ、
窓から外を見れば地平の果てまで豊かな土地が広がっています。
けれども、
農夫のそばにはだれもいませんでした。
妻も、
子どもたちも、
友人たちも…。
農夫はひとりぼっちになってしまいました。
まったくのひとりぼっちに…。
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自分にとって
一番大切な事って何でしょうか
大切なものを
是非 思い浮かべてみて下さい
そして 「ありがとう」を伝えてみませんか
タイ古式マッサージ大阪
バンクンメイ本町アリエッタ店
*olieve*
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